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換気扇の不調が大きなトラブルに!?
換気扇の不調やトラブルについて

換気扇の不調が大きなトラブルに!?換気扇の不調やトラブルについて

人が生活する住まいが持ち家でも賃貸物件でも、住宅設備の内容は概ね共通していることは珍しくありません。
しかし、何らかのトラブルが発生した場合、その対処方法などには大きな違いが出てきます。
あくまで借りている住宅であり持ち主ではないという点で、賃貸住宅では住宅設備の管理に注意しなければならない点があるのです。
換気扇も住宅設備の1つですが、賃貸住宅の修理費用などについては、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。

目次

賃貸住宅は換気扇の異常が近隣トラブルになることも

賃貸住宅は換気扇の異常が近隣トラブルになることも

賃貸住宅はアパートなどの集合住宅であることが多いため、換気扇の異常が近隣の入居者に悪影響を及ぼす場合があります。問題が軽微な場合、謝罪などで解決することもありますが、トラブルの規模やその対応によっては大きな問題に発展してしまうこともあります。

換気扇のトラブルにより起こる近隣への影響とは、どのようなものでしょうか。具体的な例を紹介いたします。

  • 換気扇より生活騒音以上の異音が発生し、周辺に不快感や迷惑を与えてしまう。
  • 換気扇に蓄積された汚れが近所へ悪臭を放っている。
  • 換気機能の低下により、外へ排気される臭いや汚れが部屋に充満し、隣家にも及んでしまう。
  • 掃除を長く行っていない排気口に汚れが溜まり、集合住宅内の美観などを損なう。

こうしたトラブルの原因は、経年劣化や手入れ不足が原因です。
しかし、賃貸物件の場合換気扇が取り換えられていない事もありますので、入居からの期間が短くても異音や換気の不具合といったトラブルは起こります。

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被害が拡大することもあります

換気扇の異常を放置していることで更に深刻な問題に発展することがあります。
近隣の方に迷惑をかけるだけでなく、解決には予想以上の費用や時間が掛かってしまうこともあるのです。

手入れがされていない換気扇を使用し続けることで起こる恐れがあるトラブルについていくつか挙げていきましょう。

換気扇の問題

  • 【火災の発生】

    【火災の発生】

    古い換気扇は電気配線も老朽化していることがあるため、漏電、ショートが原因で蓄積した油汚れに着火し、火災が起きる可能性があります。
    また、劣化によってモーター回転軸の摩擦が増えることも火災に繋がるおそれがあります

  • 【壁の汚れ】

    【壁の汚れ】

    経年劣化や故障により、排気機能が低下することで汚れた空気が排出されず室内で壁紙などが変色します。ひどい場合には、壁紙に浸透した汚れが壁材にまで届いてしまうこともあるのです。

  • 【カビの発生】

    【カビの発生】

    汚れや湿気が溜まっていくと、浴室などの換気扇では特にカビが発生しやすくなります。
    ユニットバスや浴室では賃貸物件の場合、共同排気設備を使用していることがあるので、カビの菌、臭いが近隣に拡散してしまうかも知れません。

こうした換気扇の異常から起こる問題は、時に危険な事故を招くこともあり、高層住宅の上層階などでは特に注意が必要です。
一方、物件を所有する貸し主や大家の立場としても、物件の価値が下がる、契約者の減少につながる、といったデメリットがあり、入居者が退去する時には回復工事の費用についてのトラブルが発生する原因ともなりかねません。

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契約時の対策

契約時の対策

元々は小さな不具合であった換気扇の異常が、紹介したように深刻な問題となってしまうことがあるのです。そのため、換気扇の異常から起こる問題を防止し、近隣で問題が起こらないように対策をする必要があります。

借り主、貸し主双方が取り組める対策方法を考えてみましょう。

日頃の対策

賃貸住宅では契約時、様々な事柄について決められている契約内容の確認を行いますが、住宅設備についての内容もしっかり目を通しておきましょう。
もちろん、入居の際には換気扇の状態を直接見て確認し、後に修理が必要となった場合の責任の所在も明確にしておきましょう。

換気扇は日常使用する設備ですから、トラブルを防止するために日頃から気をつけなければいけないポイントがあります。まず換気扇の異常はマメに確認し、気が付いたらすぐに管理会社や大家さんに知らせて修理や交換についての費用負担などを相談しましょう。

もしも入居者自身で修理などを手配した場合には詳細を控え、退去の時まで保管しておきましょう。
また、汚れによるトラブルを予防するためにはやはり定期的に清掃を行うことが大切です。

日頃の対策

賃貸物件では換気扇が故障した、不具合が起きたからといって借り主だけの判断で修理・交換を行うのは避けましょう。
貸し主の了解を得ずに行っていた場合、施工方法によっては施工箇所やその周辺の修繕が必要となるため、退去時の原状回復の費用負担を求められることがあります。
換気扇をはじめとした賃貸物件の設備を変更する時には、必ず貸し主の了解を得るようにしましょう。

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まとめ

このように、賃貸物件での換気扇トラブルは当人だけでなく近隣住民へも影響を及ぼす恐れがあり、中には貸し主から大きな責任を求められる事態に繋がることもあります。
持ち家とは違い、賃貸契約の相手や自分と同様に賃貸物件で暮らす人々がいる以上、換気扇のトラブルが大きな問題とならないよう十分注意し、不安がある時には早期に解消するうように対応しておきましょう。